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本年度のインフルエンザワクチンはチメロサール入りワクチンになります

本年度のインフルエンザワクチンはチメロサール入りワクチンになります

ご無沙汰しております。
ちょっと早いですが、今年のインフルエンザワクチンに関する情報です。

当院では、例年チメロサールフリー製剤の接種を行ってしました。
しかし、今年度は4月の熊本地震の影響でワクチン製造企業全社ともチメロサールフリーワクチンの製造を見送ることになったため、チメロサール入りのワクチンを接種することになります。

「え?地震とワクチンがどう関係あるの?」と思われますよね。事情を説明いたします。

熊本県には昨年ワクチン不正製造で問題になった「化血研」の工場があります。
化血研は、昨年の不正で一部のワクチンの製造ラインが停止になっていますが、それ以外の定期接種ワクチンは生産を続けていました。昨年このブログでの記事をご参考ください。
http://www.kontaniclinic.jp/app/Blogarticleview/index/ArticleId/66

以下上記ブログ記事から引用です。

>この中で、4種混合ワクチン、日本脳炎ワクチンは定期接種化されています。また、B型肝炎ウィルスワクチンは来年度以降に定期接種化が予定されていて、最近ニーズが増えています。・・・
>A型肝炎は海外渡航者の渡航前ワクチンとしてよく接種されるワクチンです。海外長期滞在の際にはこれを打たないと入国が認められない国もあります。このワクチンは国内では化血研のみが製造しています。
(引用以上)

これらシェアの大きいワクチンと化血研だけが作っているワクチンについては生産ラインを止められないわけです。
ここで今回の地震です。地震でダメージを受けた化血研としては、これらの重要なワクチンの生産に注力せざるをえなくなりました。その分のインフルエンザワクチン生産は他社(大阪微研、北里第一三共など)で増産することとなり、例年の必要本数は確保される見込みになったようです。

インフルワクチン供給「問題ない」 化血研被災で厚労省 朝日新聞デジタル 竹野内崇宏 2016年6月7日19時09分
http://www.asahi.com/articles/ASJ674T3YJ67ULBJ00D.html

その代わり、生産効率の劣るシリンジ製剤やチメロサールフリーワクチン生産が断念され、チメロサール入りのバイアル製剤のみを生産することになったわけです。

というわけで、今年度は輸入ワクチンを扱っている病院/クリニックを除いて全国的にチメロサールフリーのインフルエンザワクチンは接種できないことになります

ご承知おきいただけますようお願いいたします。

2016-06-24 17:22:24

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